このブログは、日本野鳥の会石川の中で立ち上げた「普正寺の森河川工事対策委員会」が作成しています。2015.10.14に普正寺の森を一部掘削するこの河川工事のことを知り、野鳥たちの環境を守るために私たちが入手した情報や活動をここで紹介していきます。

2016年7月27日水曜日

7/27 河川課との打合せ


今日は午後から河川課との会議があり、
私たち野鳥の会石川と森の都愛鳥会のメンバーが出席しました。

今回は、4月から6月まで行われた
普正寺の森の環境調査の報告がありました。
調査項目は、植物、鳥類、コウモリ類、海浜性昆虫類、
陸カニ類、湧水となっています。環境調査を行ってから、
この結果を今後の工事の参考にしていただけるとのこと。
これからもこの環境調査は夏、秋と続いていきます。

この普正寺の森の河川工事もそうですが、
今回のようにあとから工事の全貌や在り方を知っても、
私たちが野鳥の生息環境を守るには手遅れのことが多いです。
石川県にとってもこの森は貴重な財産のはず。
今後は大きな河川工事を行う場合には、最初から私たち野鳥の会などの
自然保護団体も情報を知ることができるような機会を
作っていただきたいと要望しました。


2016年7月2日土曜日

「ササゴイの池」の取材


6/30に石川TVの取材を受けました。
健民海浜プールが開くのを前にして、健民海浜公園(普正寺の森)や
周辺のスポットを紹介するそうです。
その中で、このササゴイの池観察舎の紹介もしたいとのこと。

普正寺の森は川と海に挟まれた貴重な森で、
全国からもバードウォッチャーが訪れる有名な場所です。
この森は野鳥たちの渡りのルートにもなっているので、
絶滅危惧種のヤイロチョウやブッポウソウなども確認されています。
森の中にはたくさんの陸ガニたちも生息していて、
この日もクロベンケイガニやアカテガニを見かけました。

ササゴイの池は何カ所か湧水があるので
池の水が涸れるということはありません。
かつて、これも絶滅危惧種のチゴモズやアカモズが
繁殖したこともあります。

観察していると、この日もカワセミが美しい姿を現しました。
取材の方たちも初めて見るカワセミに感激したそうで、
今まで普正寺の森の貴重さは知らなかったそうです。

この森の素晴らしさは、県民市民の方々にも
まだまだ知られていないようです。
この番組を通して、普正寺の森の素晴らしさが
少しでも伝わったらいいなと思っています。

放送日:7月4日(月)
    「みんなのニュース」内
    午後6時15分〜7時までの間の2分ほど。
    <7月8日(金)は公園全体のまとめを再放映>

2016年6月1日水曜日

新年度の顔合わせ。

新しい担当者も加わって全員で自己紹介をしました

6月1日、新年度の顔合わせと調査報告を受けるために
県庁に集まりました。河川課からは課長さんや新しい担当者も含めて7名、
地元の森の都愛鳥会からは初参加の3名を入れて5名、
私たち委員会(野鳥の会石川)はいつものメンバー5名が参加で、
全員で17名が集まりました。最初に順に自己紹介をしてから、
本年度行われる予定の生物調査の内容説明を受け、
3月、4月に行われた鳥類調査の報告を聞きました。
植物調査や陸ガニ調査、湧水調査はこれからの調査になるそうです。

これまでの確認作業と、河川課が今後どのような計画で
進めていこうとしているのかをお聞きしました。

配布資料を見ながらの詳しい説明もありました。
その後、これまでの経緯の確認や現時点での
疑問についての質疑応答が行われました。
愛鳥会からは新メンバーの参加者から、
基本事項の確認作業などもありました。

具体的な話は春の調査後になるとのことで、
7月に次回の話合いが行われる予定です。

河川課としては、調査の報告結果などを参考にして、
鳥類や生きものに配慮しながら工事計画を進めたいということでした。
私たち委員会からは、5月15日に日本野鳥の会三重県支部から30名が
普正寺の森の査察を兼ねた探鳥会で訪れたことを報告しました。

2016年5月15日日曜日

三重県支部が普正寺の森を来訪!


朝、8時に普正寺の森に到着されました!
















5月15日は、日本野鳥の会三重県支部の一行30人がバスで
普正寺の森に探鳥に来られたので、石川支部幹事でもある
普正寺の森河川対策委員会のメンバー6名でお迎えしました。

普正寺の森の河川工事に関心があって来られたそうなので
経過を報告した支部報を配布、その他、普正寺の森の
地図入りチラシとオナガのバッジも配布しました。
オナガは三重では見れない鳥だそうで喜んでいただけました。

こちらのメンバーで自己紹介をして、
野鳥たちにとっての石川県の環境を青山代表に話していただき、
普正寺の森については詳しいメンバーに説明していただき、
私、委員長からは、今回の河川工事についての
これまでの経過などをお話ししました。

それから私たちメンバー6名で普正寺の森をガイドしながら歩きました。
高齢の方が多くプロミナーが必要だと感じたので、こちらでも準備して
ゆっくり目に歩きながら探鳥しました。


森の中での観察風景














海にも出て観察
















三重県支部の方々には楽しんでいただけたようで良かったです。
これから先も、いいつながりになればうれしいです!
最後に全員で記念写真を写しました。

最後にコムクドリが出現!石川支部にお土産をいただきました。
















また、探鳥会でもあったので、このときは河川工事等についての
突っ込んだ話は出来なかったのですが、これからはメールで
三重県支部の方々とも、少しやりとりをしていきたいと思っています。
この普正寺の森はバードウォッチングの場所として全国的にも有名で、
この日も何度かこの森を訪れたことのある方が何人もおいでました。

現在、野鳥たちの生息地の環境破壊が全国各地で起こっています。
野鳥たちを守りたい気持ちは、日本野鳥の会の
全国どの支部でも同じだと思います。

普正寺の森のいい環境を残せるように、私たちも
多くのことを学びながら進んでいきたいと思っています。

2016年4月25日月曜日

今後の見通しについて

県の河川課から3月中にたたき台が出される予定でしたが、
それが秋〜冬すぎに延期になると担当者からお聞きしました。
出される予定のたたき台をきっかけに、
私たちは次の模索をする予定でいました。

今後の把握をするために、
近いうちに河川課を訪ねたいと思っています。

また、5月には三重県支部から「普正寺の森」での
探鳥会希望が石川支部代表あてに届いています。
今回の普正寺の森の大規模河川工事についての
経緯も知りたいそうです。
この普正寺の森の問題については、
他県の支部からも大きく注目されています。

そして今、コマドリやクロツグミ、エゾムシクイ、キビタキなど、
普正寺の森は夏鳥たちの声がとてもにぎやかです☆

2016年2月17日水曜日

2016.2.17 北陸中日新聞

昨日の学習会の様子が北陸中日新聞に掲載されました。
(2016.2.17朝刊)






2016年2月16日火曜日

養父先生による査察と学習会。

養父先生を迎えての現地査察。
森の都愛鳥会、日本野鳥の会石川、その他の自然団体関係者、
県の河川課、新聞社などが参加しました。

最初に普正寺の森の看板前で河川工事についての説明が行われました。
雪が吹雪く日となりました。
今日(2/16)は森の都愛鳥会が企画した査察と学習会に参加してきました。
講師の先生は、和歌山大学教授の養父志乃夫(やぶ しのぶ)先生です。
養父先生は、これまでダムや造園にも関わって来られて
昆虫少年であり野鳥好きでもあったと言います。
だから工事側の立場、生きもの側の立場、
両方の立場の気持ちがわかるそうです。

午前11時〜12時は、犀川沿いの遊歩道を
先生と集まった関係者たちが共に歩き、
川の様子を見ながらお話を聞きました。 

お昼タイムは私たちメンバー5人でお昼を食べながら
後で参加のお仲間に午前の様子を伝えました。

午後1時半からは、普正寺の森周辺や犀川河口域の川の様子などを
地図と照らし合わせながら、治水と環境をテーマに、
専門的な立場からのお話をお伺いしました。

新聞を見て参加された地元住民の方もいて40名くらいの参加となりました。

その土地が持つ歴史を遡って見ていくと、
右岸側の土地一体には、かつては多くの水流が存在していたという。
とてもわかりやすい養父先生の説明で、
新たなことをいくつか知りました。

◎選択技はたくさんある・・・それをいくつか吟味しながら、
 ケンカせずに話し合いながら一番いい方法をみんなで
(県、自然保護団体、地元など)考え、選択していく。

*左岸(森側)は土地が硬く高さが高い。右岸は柔らかく、低い。
 低い方の地下に水全体が流れるような土地の性格がある。
*よって、左岸の掘削方法では、治水の問題解決ができない。
 =洪水時には地下に流れている水が暴れる。
*地形的にこの川の蛇行は水の力のかかり方が普通ではないので、
 流量の配分を少しづつ部分で受け持つようにして、
 下流だけで流量を負わさない。ここで一度に大きな水を流すと危ない。
 =中に管を入れる方法がある。高低差のある場所で行う。
  (都市ではこの方法を使っている)

まとめ・・・
◉養父先生の見解では、左岸には手をつけずに
 それより上流で不足の700tを分散させるというもの。
 普正寺の森側の左岸を掘削しても、右岸側に水は流れる土地の性格があり
 治水面に於いて、抜本的な問題解決にはならない。

今日は普正寺の森を含めた、地域の土地の性格を見ていく事で
一つの展開が見えたような気がしました。
河川課は、普正寺の森側を掘削する方法ばかりを説明していて
選択技が他にはないという強い思い込みがあるようですが
治水の安全面に於いてと、生物にとって貴重な森であるということを考慮し、
他の選択技を吟味することも必要だと感じました。

また、今日は地元住民の参加者から
右岸工事で森を失ったことで、地域の風当たりが強くなってしまったので
ぜひ、左岸側の森の木は切らないでほしいという要望がありました。
またこの左岸工事について、地元町内会へも説明をしてほしいとのこと。

みんなが納得していい方向に向うためには、
これからいろんな立場の人たちや団体が集まって
論じる場を作ることが大切だと感じました。

今日の査察を企画してくれた
森の都愛鳥会に感謝します。